
ふとしたときに、心に浮かぶ問いがあります。
「これでいいのかな?」
「このまま進んで、本当に大丈夫なんだろうか?」
周りは順調そうに見えるけれど、
自分の気持ちだけが、取り残されていくような感覚…
迷うことは、弱さではありません。
むしろそれは、ちゃんと「自分自身」に耳をすませようとしているサインだと思うのです。
迷ったとき、立ち止まったときに思い出してほしいことを、
そっと綴ります。
ふとした瞬間にわいてくる「このままでいいのかな?」
進学、就職、転職、日々の小さな選択…
そのたびに、「これでよかったんだろうか」と、
頭によぎることはありませんか?
まっすぐ進んでいるようで、
「これって、本当に自分が望んだ道だったっけ」と、
不安や違和感が顔を出す
自分で選んだつもりなのに、
どこかで “誰かの期待” や “社会の常識” に引っ張られ
「自分の気持ち」と置き去りになってしまっているような感覚。
わたしにも、そんな時間がありました。
“正しい選択” をしなきゃと、思い込んでいた
社会人になったばかりの頃、
「正解にたどり着くこと」が何より大切だと信じていました。
“こうすれば評価される”
“こう振る舞えば認められる”
気づかないうちに、“正しさ” を演じ続けていたのだと思います。
でも、いつの間にか、
自分の言葉が出てこなくなり、
誰かの考えにばかり寄りかかるようになっていました。
“正解を選ぶこと”よりも、“自分の気持ちに正直でいること” のほうが、ずっと難しい。
そのことに気づくまでには、少し時間がかかりました。
違和感を感じる自分を、信じてあげてよかった
「なんか、ちょっと違う気がする」
小さな違和感を、何度も見過ごしてきました。
そのたびに、「きっと気のせいだ」と思い込もうとしていました。
でも、それはわたしの中で、
確かに “今のままではいけない” と教えてくれていたサインでした。
違和感に素直になれたとき、
やっと、「自分の人生を、自分で選びたい」と強く思いました。
“どこを目指すか” ではなく、“どんなふうに進みたいか” を選び直してもいい
そう気づいた瞬間、未来の見え方が少し変わった気がしました。
自分の歩幅でしか、歩いていけないから
まわりのペースに合わせて、
無理に走ろうとすることは誰にでもあります。
でも、走れば走るほど、
自分がすり減っていく感覚も、きっと誰もが一度は味わうはず
進むスピードも、選び方も、
本当はもっと自由でいい
誰かの基準に合わせるのではなく、“自分が納得できるかどうか” を、いちばん大事にして欲しい
たとえ歩みがゆっくりでも、それはちゃんと自分の道だから
立ち止まって考えたことが、“選び直す力”になります
わたしは今、「選び直せる社会」にしたいと思っています。
・10代で未来を決めきってしまわないこと
・一度選んだ道を、やり直してもいいという空気をつくること
・そして、立ち止まって考える時間を、“失敗” でも “遠回り” でもないものにしていくこと
“自分の答え”は、誰かが教えてくれるものではありません。
だからこそ、何度でも立ち止まり、何度でも選び直す権利があると思うのです。
あなたへ
「これでいいのかな?」と感じたとき、
それはきっと、あなたが “自分の声” に気づいている証拠です。
まっすぐに進むだけが、正解じゃない。
遠回りも、迷いも、選び直すことも、
すべてがあなたの歩みです。
これからも、自分の歩幅で進んでいけますように
そしてその途中に、
“選び直せるきっかけ” がいつもそばにありますように。